ファイバー保守運用補修ソリューション

顧客概要

国内防衛関係機関様。
光ファイバが組み込まれた各種設備や乗り物において、通信性能の維持・保守が重要な運用環境。

導入前の課題

1. 光ファイバの保守運用に必要な機器や工具、消耗品など、多岐にわたる資材を調達する必要があった。

2. 保守作業を外部業者に依頼する体制であったため、依頼期間中は設備を停止せざるを得ない状況が発生し、運用への影響があった。

3. コネクタ端面を観察する機器がなく、現場担当者も光ファイバの専門知識に乏しいため、仮に観察できたとしても良否判断が属人化していた。

導入内容

光コネクタ研磨機、光コネクタ端面検査機、およびコネクタ加工に必要な各種資材を一括導入。

• 精工技研  SFP-70D2（光ファイバ研磨機）

• Dimension Technology　AGW（可搬型・光コネクタ端面検査機／合否判定機能付き）

• その他コネクタ加工工具・消耗品等の資材多数

選定ポイント

1. 研磨機・端面検査機に加え、必要な複数品目の資材をワンストップで調達することができること。

2. 現場で端面観察・研磨・清掃まで持ち回りで実施でき、外部依頼を減らせること。

3. 誰でも同じ基準でコネクタ端面の品質判定ができ、作業判断の属人化を防げる。また、PC接続不要で端面検査機はモニター一体型のハンディタイプのため、現場で使い易かったこと。

システム構成

1. 光コネクタ端面検査機で端面状態を合否判定付きで検査する。

2. 状態に応じて、研磨・清掃を実施する。

3. 再度端面を検査し、品質を確認して保守結果を標準化する。

導入効果

1. 必要な資材をまとめて調達でき、保守体制の整備を効率的に行うことができた。

2. 外部業者に依存せず、内部で持ち回りによる点検・保守が可能な体制を構築。設備停止期間を短縮し、運用効率が向上した。
3. 光ファイバの非専門者でも、合否判定機能により統一基準で適切な判断ができ、品質のばらつきなく運用ができた。