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ファイバーアレイ挿入損失測定器

顧客概要
国内の大手コネクタブランド様。
新規事業として光ファイバーアレイ部品の開発に着手。
導入前の課題
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光ファイバーアレイの IL 測定に対応する市販のシステムが存在しない
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顧客独自の試作では安定性・再現性に欠け、サプライヤのデータと整合しなかった
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開発から量産へ移行する段階で、測定の再現性・安定性・操作性が必須課題
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光測定ノウハウが不足しており、確立した測定治具が必要だった
導入内容
当社が独自に開発した ファイバーアレイ用アダプタ を提供。
このアダプタは積分球に装着する構造を持ち、同時にクランプ機能を備えることで以下を実現:
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DUT(ファイバーアレイ部品)の安定固定
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操作性と測定再現性の確保
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ILM-100+積分球 に接続して利用可能
選定ポイント
- 専用アダプタにより、従来不可能だったファイバーアレイのIL測定が実現可能
- 当社アダプタによって 光ファイバーアレイ測定用途に拡張
- クランプ機構と特殊設計により、測定の安定性・再現性・操作性を確保
- 開発段階から量産段階まで一貫した測定環境を提供
システム構成
ILM-100(内蔵光源) ─→ DUT(ファイバーアレイ部品)─→ 専用アダプタ+積分球 ─→ ILM-100(光パワーメータ) ─→ PC ─→ メーカー提供ソフトウェア
※:特許出願を視野に入れた設計(詳細非公開)
導入効果
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サプライヤの測定データと整合する再現性を実現
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操作性が向上し、作業者による測定差を排除
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開発から量産へのスムーズな移行をサポート
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測定の安定性向上により品質リスクを低減し、開発リードタイムを短縮