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導入事例

記事公開日

温度計付き多心OTDR環境試験測定システム

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顧客概要

国内大手光ファイバ関連メーカー様。
多チャンネル光ファイバ部品の製造・開発を手掛け、品質管理および信頼性試験に高い要求を持つ。

導入前の課題

  1. 環境試験(温度変化・恒温槽使用)において、光学測定データと温湿度データを一元管理する仕組みがなかった。

  2. 恒温槽の専用インターフェースに依存しており、機種やメーカーが異なるとデータ収集に制約が生じる。

  3. 測定機器の制御・APIの習熟が必要で、社内ITとの調整や工数増加が発生。

  4. 測定結果と環境データを後処理で突合する必要があり、分析前のデータ整理に時間と人手がかかっていた。

導入内容

今回、顧客は 2セット同時導入。これにより大規模な多チャンネル信頼性試験にも対応可能となった。

  • SANTEC Canada RLM-100(リターンロスメータ/3波長対応:1310/1550/1625nm)

  • SANTEC Canada OSX-100(光スイッチ/最大49チャネル対応)

  • PoE LAN スイッチ & 制御PC

  • T&D TR7 シリーズ温度計(自由設置可能/恒温槽内・試験室・DUT近傍など)

  • ESPEC 恒温槽用 LAN インターフェース(オプション対応)

選定ポイント

  1. DUT周辺や試験室の温度を TR7 温度計で直接取得可能。恒温槽のブランド・型番に依存せず柔軟に対応。

  2. ESPEC製恒温槽との接続には専用LANインターフェースを提供し、温湿度データの自動取得が可能。

  3. 測定条件(テスト時長、波長、間隔、チャネル数、警告値・危険値など)をPCから一括設定。

  4. データは温度・湿度・経過時間・相対値・絶対値を含めて統合保存され、解析作業を大幅に効率化。

  5. 納品後すぐに使用可能。社内ITとの調整や複雑な機器APIの習熟が不要。

システム構成

PC制御 ─→ PoE LANスイッチ ─→ RLM-100(リターンロスメータ) ─→ OSX-100(光スイッチ)
          └→ TR7温度計(任意配置)
          └→ ESPEC恒温槽LANインターフェース(オプション)

導入効果

  1. 光測定(3波長・49ch)と環境データを同時取得でき、解析工数を削減。

  2. 恒温槽の種類を問わず利用可能で、試験設備の自由度が向上。

  3. 2セット同時導入により、複数ラインでの品質管理・研究開発を並行稼働可能。
  4. 導入後すぐに稼働可能で、開発スケジュールや品質保証工程の遅延を防止。

  5. API開発不要で、自社開発リスクを回避。ROIが高く、大手メーカーに適したコストパフォーマンスを実現。

  6. 当社によるオンサイト設置・トレーニング、さらに修理・貸出サービスを提供し、ダウンタイムを最小化。

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