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自動車向けマルチモード光ファイバ用 850nm・980nm二波長対応IL測定システム

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顧客概要

大手自動車部品メーカーグループの研究開発拠点。
車載ネットワーク機器および電装システム関連技術の研究開発を行う企業。

導入背景

近年、自動車分野では車載通信の高度化に伴い、光ファイバ部品の評価ニーズが高まっています。
特に、振動試験や温度サイクル試験などの各種信頼性試験において、試験中の光損失変化を高精度かつ連続的に測定することが求められています。
また、自動車用途で使用される980nm波長帯での評価にも対応する必要があり、この波長帯に対応した評価環境の整備も必要とされていました。

課題

  • 長時間試験時における測定安定性

  • 複数チャネルの同時測定への対応

  • 試験中の高速データ取得

  • 自動車用途で使用される980nm波長帯への対応

これらの課題に対応し、機械試験および環境試験の両方に対応可能な、安定性・高速性・多チャネル測定を備えた光損失評価システムの構築が求められていました。

導入内容

本システムは、自動車用途向け光ファイバ部品の評価のために構築された測定システムであり、測定対象はマルチモード(50/125μm)光ファイバです。850nmおよび980nmの二波長測定に対応しており、特に自動車用途で使用される980nm波長帯の光ファイバ評価にも対応可能な構成となっています。
光源にはSLD(Super Luminescent Diode)を採用しており、レーザー光源と比較して干渉の影響を低減できるため、長時間測定や振動試験中でも安定した測定結果を得ることが可能です。
さらに、本システムは100ms間隔の高速測定に対応しており、機械試験中に発生する瞬間的な光損失変化も捉えることができます。測定データはCSV形式で出力され、温度計と併用することで恒温槽温度とIL変化を同時に取得することが可能です。

システム構成

主な構成機器は以下の通りです。本システムの構成を図に示します。
  • Santec California OPM-150 光パワーメータ

  • Santec Canada OSX-100 光スイッチ(最大2チャネル)

  • シナジーオプトシステムズ LSS002 SLD安定化光源(850nm・980nm)

  • MIKI製分光器(最大16チャネル対応)
  • PoE LAN スイッチ & 制御PC

  • T&D TR7 シリーズ温度計(自由設置可能/恒温槽内・試験室・DUT近傍など)




導入効果

  • 機械試験および環境試験の両方に対応した測定環境を構築することにより、さまざまな信頼性試験における光ファイバ特性評価が可能

  • 多波長・多チャネル同時測定に対応することで、複数の測定ポイントを効率的に評価できる環境を実現
  • 最短100msの高速測定により、機械試験中に発生する瞬間的な光損失変化も追跡可能となり、より詳細な光学特性評価が可能

  • SLD光源の採用により干渉の影響を低減し、長時間測定や振動試験中においても安定した測定データの取得を実現
  • 測定データはCSV形式で出力され、温度データとIL変化を同時に取得することで、試験条件と光学特性変化の関係を容易に解析
  • 設置およびトレーニングを含めた導入支援により、システム導入後すぐに運用を開始することができ、開発スケジュールや品質保証工程の効率化にも貢献

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