高速光パワーメータ　OPM2

DimensionのALPHA／OMEGAプラットフォームに対応しています。
複数の測定モジュールを組み合わせ、ワンストップの自動試験環境を実現可能です。
ソフトウェア制御による測定条件の柔軟設定が可能です。

本高速光パワーメータは、全パワーレンジにおいて最大10kHzの連続取得に対応しており、光信号の瞬時的な変動やノイズを高速かつ高精度に測定可能です。信号の細かな変動を忠実に再現し、連続的な変化の特性を的確に捉えることができます。

高速モードにおいて自動ゲインシフト測定に対応しており、広いダイナミックレンジ環境下での光パワー変化を正確に取得・測定することが可能です。急激な信号変化や大きなレベル差がある場合でも、安定した測定結果を実現します。

ユーザー設定可能なトリガ入力ポート（Trigger In）を備えており、テスト要件に応じて外部トリガ信号（可変光源など）をパワーメータのトリガ入力ポートに接続することで、連続トリガ取得、同期トリガ＋データ取得・記録が可能です。

テスト要件に応じて外部トリガ信号をパワーメータのトリガ入力ポートに接続することで、単一トリガによるバッチ収集機能が実現できます。

固定ゲイン設定により、高速データ取得をさらに迅速化でき、大きなダイナミックレンジでの測定応答時間を短縮し、一過性の信号変化も容易に捕捉できます。

アナログ出力ポートを使用してオシロスコープに接続することで、収集したデータ信号を同期的に観察することが可能です。

Dimension Technologyは、850nm～1650nmの範囲内の任意の波長で高精度なパワー測定を可能にするため、各波長に対応した光源の精密校正を行っています。そのため、当社のパワーメータは任意波長の設定に対応しており、高精度なパワー測定を実現します。

本高速光パワーメータは、光受動部品の波長スキャンテストにおけるキーデバイスとして活用され、可変光源との組み合わせで効果を発揮します。

受動デバイス（DWDM、AWG、WSSなど）の高速スキャンテストにおいては、スペクトルの分離性能が重要であり、これは異なる波長における信号のクロストーク評価や、特定波長での挿入損失評価、他波長へのアイソレーション／ルーティング抑制などの重要指標に関わってきます。

当製品は、汎用光試験プラットフォーム「OMEGA」との組み合わせが必要です（Ethernet、RS232、USB通信インターフェースを搭載）。

ユーザーは、必要な汎用通信プロトコル命令セットにより、二次開発を容易に行うことができます。また、お客様の評価・デモ用に専用のデモソフトウェアも提供しています。

OPMシリーズの光パワーメータモジュールは、豊富な交換式検出アダプタ（各種コネクタタイプに対応、詳細はオプション表参照）や、ベアファイバ測定が可能なファイバクランプを標準付属しています。

標準アクセサリとしてFC型アダプタが接続された状態で出荷され、リモートヘッド用途向けには外部プローブ延長ケーブルの選択も可能です。