ソフトウェアは、基本的に制御PCおよび制御対象の測定器とのセットでご提供しております。
当社でPCの初期設定やソフトウェアのインストール、測定器との動作確認を完了した状態でお届けするため、納入後すぐにご使用を開始できます。なお、Microsoftアカウントに関する設定のみ、お客様側にてご対応をお願いしております。

日本語ソフトウェアにより、どなたでも迷わず操作できる分かりやすい画面構成になっています。測定中は、作業者に次の工程を案内するダイアログが表示され、スムーズに測定を進められます。
なお、ソフトウェアの言語は必要に応じて英語で製作することも可能です。ぜひご相談ください。

ユーザーインターフェースは、基本的に「設定画面」と「測定画面」の2つのページで構成されたシンプルな設計です。

設定画面では、測定対象品の情報や仕様、合否判定値の入力・設定や、測定データ保存先設定を行います。
設定した測定情報は、テキストファイルとして保存・読込ができ、運用に合わせた管理が可能です。

測定画面では、基準値の取得から測定実行、データ保存まで、一連の測定作業を画面上のボタン操作で行います。
基準値の情報や測定結果が表示され、現在の測定状況を一目で把握することができます。


設定画面：



測定画面：

OCWR式の測定器で各コネクタ端末のRLを測定する場合、マッチングブロックによる終端処理が必要です。本ソフトウェアでは、マッチングブロックに遠端のコネクタ端面を押し当てている状態でのRL測定値の変動をリアルタイムで画面上に表示します。作業者はRL値が安定したことを確認してから正確な測定を行うことができます。

測定が完了するごとに、合否判定結果が画面に表示されます。測定値はテーブル形式で一覧表示され、NG判定となった項目は赤色になるため、どの部分が判定値を外れたのかを一目で確認できます。さらに、全体の合格数・不合格数も画面上に自動で表示され、測定状況が分かります。

測定データはcsvファイルに保存されます。自動保存の設定にする事もでき、データ記録や管理に関するヒューマンエラーを防止できます。

測定結果は、合格データだけでなく、再検査時のNGデータや不合格品のデータも保存・管理することができます。これにより、客観的かつ一貫性のある測定データを取得でき、測定に関する傾向や全データの把握が可能です。長期的な品質管理やトレーサビリティの強化に役立ちます。