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双方向反射挿入損失同時測定器

顧客概要
国内光コネクタ加工メーカー様
主な業務
- 光ファイバのコネクタ端末加工
- 光カプラ・減衰器等のパッシブ部品の製造及び商品開発
導入前
- 出荷前検査の際、挿入損失と反射減衰量を片端ずつ測定している。
- 作業工程の担当者以外は、測定器を扱えない。
- 光コネクタ端末加工を沢山こなしても、利益を確保し辛い。(市場競争の激化)
課題
- 作業工程数が多い、光測定のところで生産スピードが遅くなる。
- 受注の数に生産が間に合わない。
- 特定の人材に負担がかかる為、人件費と生産効果のバランスが悪い。
- マッチングブロックの利用は作業者によってムラがある。
導入内容
OP965、OP725、パソコン、測定ソフトウェアで構成されたシステムを提案しました。
選定理由
- 誰にでも簡単な測定で、生産体制が柔軟になる。
- 両端から、反射減衰量と挿入損失の一括同時測定が可能となり、作業工程が激減し、時間を大幅に短縮した。
- 測定手順が簡略化され、作業工程を誰もが同じスピードでこなせるようになる。
- 誰にでも簡単な測定は人材の配置を容易にし、作業現場の流動性を高めた。
- マッチングブロックを使わないため、測定値がヒトに依存されない。
- 測定毎の時間・ヒトの効率化が、生産コストの大幅削減(利益の増加)に繋がった。
システム構成
- 1310nm/1550nm(又は850nm/1300nm)の両方から測定できる。
- またソフトウェアを使って、PCに測定結果を保存できる。
- シングルモード用は1310nmと1550nm、マルチモード用は850nmと1300nmの測定に対応。
- ソフトウェアを使用する事で、機器を操作することなくパソコン上から測定と測定データの保存ができる。
導入効果
- 導入前と比べ、生産コストが30%以上縮小された。熟練者に限らず誰でも簡単に操作できるため、余剰時間、余剰人材は他の生産現場で作業ができる。
- 光コネクタ加工のみならず、生産現場全体の作業効率の改善につながった。
- 両端から一括で、さらにPCで測定結果を管理できるようになった。
- 人員・時間・経費を削減することで、光コネクタ加工生産の更なる受注拡大を図る。
- お客様からの突然の発注依頼にもすぐに対応でき、また従来の許容にない大量受注でも対応できるようになる。生産コストの削減により、利益率の大幅な向上が期待できます。